日本全国で見られるドジョウの主要な種類について紹介します。ただし、詳しい情報や新種の発見など、最新の研究結果は科学的な論文や専門書などを参照してください。
日本にいるドジョウの種類
ヌマドジョウ
体長10-15cm程度で、体色は黒褐色で黄色の斑点が特徴的です。田んぼや池などに生息し、汚れた水でも生存可能な強い生命力を持ちます。寿命はおよそ5年程度ですが、環境によってはそれ以上生きることもあります。飼育は容易で、初心者でも挑戦しやすい種類です。
カワドジョウ
体長は最大で30cm程度になります。流れが速い清流に生息し、石の間や淵などに身を隠します。寿命は長く、最大で10年以上生きることもあります。飼育は難易度が高く、水質管理に注意が必要です。
シマドジョウ
体長は15cm程度で、黒褐色の体には黒い縞模様が特徴的です。寒冷な地域でも生息できるため、北海道でも見られます。寿命はおよそ5年ほどですが、環境によってはそれ以上生きることもあります。飼育は容易で、初心者でも挑戦しやすい種類です。
参照:シマドジョウの飼育方法
オオドジョウ
日本最大のドジョウで、最大で1mを超えるものもいます。湖沼や大きな川に生息し、寿命は20年以上と長いです。その大きさから専用の大型の水槽が必要で、飼育は高度な知識と経験が必要となります。
チチブドジョウ
体長は5-10cm程度と小型で、体色は黒褐色で、黄色い斑点が散らばっています。山間部の小川や湧水に生息します。非常に生息地が限定的で、繁殖力も低いため、絶滅危惧種に指定されています。
ヒメドジョウ
体長は3-5cm程度と非常に小型で、体は黒褐色で黄色い斑点があります。特定の小川や湧水、湿地などに生息します。絶滅危惧種に指定されており、飼育は難易度が高いとされています。
キクチドジョウ
体長は大きいもので10cm程度になります。清流や渓流に生息しています。この種も絶滅危惧種に指定されており、飼育は難易度が高いです。
ヨツメドジョウ
体長は最大で約10cmと比較的小型のドジョウです。体は細長く、赤褐色の地に暗色の斑点が散らばっています。主に湿地や水田、小川などに生息します。
タカハヤドジョウ
体長は約15cm程度。黒褐色の体に黄色い斑点が散らばっています。多くは川や湖、沼などに生息しますが、一部は海水域にも生息することが知られています。
ウスツチドジョウ
体長は約15cm程度。体色は褐色で、体側に暗色の斑点が散らばっています。湖や河川の砂底や石底に生息します。